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医療制度

病床

jun
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【概要】病床とは?わかりやすく解説

【ひと言で簡単に説明】

病床とは、何ですか?

たいが
たいが

病床とは、簡単に言うと、「入院患者用ベッド」です。

りゅう
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【重要ポイント3選】

ポイント1
医療法の5分類:①一般②療養③精神④結核⑤感染症
ポイント2
病床機能報告制度の4分類:①高度急性期②急性期③回復期④慢性期
ポイント3
病床<病室<病棟<病院

【練習問題】

医療法に基づく記述で正しいのはどれか。

  • 1:病床の区分は療養病床と一般病床の2種類である。
  • 2:地域医療支援病院は厚生労働大臣の承認が必要である。
  • 3:無床診療所の開設には厚生労働大臣への届出が必要である。
  • 4:有床診療所は19人以下の患者を入院させる施設を有するものである。
看護師国家試験 第111回 PM-033 (2022/令和4)
Q
解答を見る
  • 1:病床の区分は療養病床と一般病床の2種類である。
    • 誤り。
    • 2種類ではなく5種類です。(一般病床、療養病床、精神病床、結核病床、感染症病床)
  • 2:地域医療支援病院は厚生労働大臣の承認が必要である。
    • 誤り。
    • 地域医療支援病院の承認は「都道区県知事」です。
    • 特定機能病院の承認は「厚生労働大臣」です。
  • 3:無床診療所の開設には厚生労働大臣への届出が必要である。
    • 誤り。
    • 正しくは「都道府県知事」です。医療計画を都道府県が定めるように、医療分野は基本的に都道府県がメインのリーダーです。厚生労働大臣が登場するのは、都道府県に数カ所あるかないかの特定機能病院(大学病院+α)クラスの場合だけと押さえましょう!
  • 4:有床診療所は19人以下の患者を入院させる施設を有するものである。
    • 正しい。
    • 0人の場合は無床診療所、逆に20人以上は病院です。

【具体例】イメージを掴む

大阪府にある5つの病院の病床種別を見てみましょう!

りゅう
りゅう
Q
【例1】大阪大学医学部附属病院
  • 許可病床数:1,086床
    • 一般病床:1,034床
    • 精神病床:52床

大学病院といえば、非常に高度な医療を提供する代表的な病院です。その多くは一般病床です。つまり、がん患者さんや難病患者さん、ICUの重症患者さんたちも、医療法の病床では「一般病床」に入院すると言うイメージを持っていただきたいです。「一般病床」のカバー範囲は想像以上に広いです。

関西ではとても権威のある「阪大病院」です!ドラマ「白い巨塔」のモデルですね!

国立公立公的民間
特定機能病院
地域医療支援病院
その他の病院
大阪大学医学部附属病院
Q
【例2】りんくう総合医療センター
  • 許可病床数:388床
    • 一般病床:378床
    • 感染症病床:10床

病床は全国で約160万床あります。その中で「感染症病床は」最も少なく約2,000床です。全体の0.1%ほどです。感染症病床を持つ病院は、各都道府県で数えるほどしかありません。「新型コロナウイルスの治療=感染症病床」ではないのでご注意ください。

関西国際空港から見える急性期病院です!関西空港の検疫所で、もしも1類・2類感染症患者が出た場合、国内侵入を阻止する役割を担ってくれています!かっこいいですね!

特定機能病院地域医療支援病院その他の病院
Q
【例3】大阪市立十三市民病院
  • 許可病床数:263床
    • 一般病床:224床
    • 結核病床:39床

新型コロナウイルス感染症が猛威を振い始めた当初、重症患者を受け入れたことで有名な病院です!しかし意外にも「感染症病床」はありません。「結核病床」を有していたことから感染症に強いことが伺えますが、感染症病床を持っていそうな「イメージ」と「医療法の種別」は必ずしも一致しないことがわかる好例です!

特定機能病院地域医療支援病院その他の病院
Q
【例4】八尾こころのホスピタル(医療法人清心会)
  • 許可病床数:408床
    • 精神病床:408床

全ての病床が精神病床です。病院名からも精神疾患に特化していることがわかりますね!認知症の診断や治療にも強く、大阪府の「認知症疾患医療センター」にも指定されています。

特定機能病院地域医療支援病院その他の病院

医療法人清心会 八尾こころのホスピタル

Q
【例5】阪和第一泉北病院(医療法人錦秀会)
  • 許可病床数:1,024床
    • 療養病床:1,024床

大学病院クラスの病床数で、全てが療養病床なのはすごいですね!一般病床と療養病床を両方持っている病院も多いですが、療養病床に特化した病院も同じく多いです。

特定機能病院地域医療支援病院その他の病院

※病床数は2022年11月時点です。

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【解説】詳しい説明でしっかり理解

医療法の5分類(一般・療養・精神・結核・感染症)

ひとえに「病床」と言っても、文脈によってニュアンスが違います。ここでは「医療法」という医療業界のベースとなる法律での区分について解説します!この5つの分類は、色々な試験問題で直接問われるので、まずはきっちり暗記しましょう!

  1. 一般病床
  2. 療養病床
  3. 精神病床
  4. 結核病床
  5. 感染症病床

「病床」は医療用語を語る上で超ベースとなる単語です!まずは「入院患者用ベッド」で大丈夫ですが、どのような文脈の中で使われているかによって捉え方が変わります。また、「病床」と「病棟」の使い分けが曖昧なケースも多く、意外と厄介な単語です!

「やばい」「エモい」や、古文の「いとをかし」、英語の「that」のように、「さて、どういう意味で使っているのかな?」という感覚が身についてくるとgoodです!

りゅう
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一般病床

下記の病床(療養病床、精神病床、結核病床、感染症病床)以外の病床です。その他の病床という扱いになってはいますが、要は、「病気で入院する」と聞いたときに一般的にイメージする病院ベッドのことです。ただし、「一般」という言葉からはイメージしづらいような、ICUやホスピス等も一般病床に含まれています。

病床数は二次医療圏で規定されており、病床数全体(約160万床)の約60%(約95万床)を占めています。

医療法的には、「療養・精神・結核・感染症病床以外の残った病床」という位置付けです。しかし実際には全体の半分以上が一般病床です!「芸能人と一般人」みたいに、特殊なものだけ先に除外して、余りをまとめて「一般〇〇」と呼ぶことはよくあることです!

りゅう
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療養病床

下記の病床(精神病床、結核病床、感染症病床)以外の患者が、長期にわたる療養を必要とするときに入院するための病床です。病床数は二次医療圏で規定されており、病床数全体(約160万床)の約20%(約30万床)を占めています。

療養病床には、使える保険制度によって次の2つに分かれています。

  • 医療療養病床(医療保険を利用)
  • 介護療養病床(介護保険を利用)

介護療養病床は、介護保険の施設サービスの1つである介護療養型医療施設に配置されています!そのため、介護療養病床と介護療養型医療施設が同義として併記されることが多いので、そういうものだとご理解ください!

りゅう
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ただし、長期療養患者では医療療養病床と介護療養病床の区分が難しく、どちらの病床にも同じ程度のADL区分(患者の自立度合い)・医療区分(病気の重さ度合い)の患者が入院しているという現実があります。そこで、この区分を明確化するべく、介護療養病床(介護療養型医療施設)の、他の介護保険利用施設への転換が進められています。そのため、2018年に新たな介護施設である介護医療院が創設され、介護療養型医療施設が廃止されることになりました。ただし、当初は2017年度末に廃止予定でしたが延期され、現在では2023年度末に廃止の予定です。

精神病床

精神疾患を持つ患者が入院するための病床です。病床数は三次医療圏で規定されており、病床数全体(約160万床)の約20%(約32万床)を占めています。

結核病床

結核の患者が入院するための病床です。病床数は三次医療圏で規定されており、病床数全体(約160万床)のごく一部(約4000床)です。

感染症病床

感染症法に規定する一類感染症、二類感染症及び新感染症の患者を入院させるための病床です。普通の感染症(マイコプラズマ肺炎など)では感染症病床ではなく、一般病床へ入院となるので注意してください。あくまで、一類感染症、二類感染症及び新感染症など国を揺るがすような激ヤバ感染症の入院に限られています。病床数は三次医療圏で規定されており、病床数全体(約160万床)のごく一部(約2000床)です。

一類感染症はエボラ出血熱などの非常に危険な疾患、二類感染症はSARS、MERSなどの重篤な呼吸器疾患などが含まれています!

りゅう
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#病院に関する主な構造設備の基準及び人員の標準資料です。

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000264pr-att/2r985200000264x9.pdf

#病床数の具体的数値

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/m21/dl/is2101_01.pdf

ケアミックス病院

ケアミックス病院とは、「一般病床と療養型病床または精神病床の混合型」と定義されています。つまり、急性期、慢性期の両方を取り扱う病院で、治療、リハビリ、終末期まで全て行う病院と言えます。このため、患者さんは治療の状況に応じて他の病院に転院する必要がありません。一方、医療従事者にとっては、幅広い医療を経験できるというメリットがあるものの、逆に専門性が究めにくいというデメリットもあります。

人員配置基準

引用:厚生労働省 資料

【データ】数値で現状を確認

【定義】

「病床」そのものを定義した法律文はありません!「入院ベッド」などと言うしかなさそうです。ただし、医療法で定義される5つの病床(精神病床など)については、それぞれ医療法に定義が示されています!

りゅう
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【例】精神病床

病院の病床のうち、精神疾患を有する者を入院させるためのものをいう。医療法第7条

【Q&A】病床に関するよくある疑問・質問まとめ【FAQ】

Q

Q
Q

【関連キーワード】

【参考サイト】

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000204431.pdf

【ドラマ・漫画】

【国試対策】国家試験の過去問解説

資格試験の過去問で知識を整理しましょう!試験対策にもお役立てください!

りゅう
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医師国家試験

地域医療構想について誤っているのはどれか。

  • a:2025年の医療需要を推計する。
  • b:医療計画の一部として策定する。
  • c:構想区域は都道府県単位である。
  • d:病床の必要量を病床の機能別に推計する。
  • e:地域医療構想会議には医療保険者も参加する。
医師国家試験 第114回 C-01 (2020/令和2)
Q
解答を見る
  • a:2025年の医療需要を推計する。
    • 正しい。
  • b:医療計画の一部として策定する。
    • 正しい。
  • c:構想区域は都道府県単位である。
    • 誤り。
  • d:病床の必要量を病床の機能別に推計する。
    • 正しい。
  • e:地域医療構想会議には医療保険者も参加する。
    • 正しい。
Q
詳しい解説

「cが明らかにバツ!」と判断して正解したい問題です。a,bは正しいと判定したいですが、d,eは難しいと思います。

  • a:2025年の医療需要を推計する。
    • 正しい。
    • 2025年には、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となります。つまり、医療が必要となるお年寄りが増えるため、「その時までに医療をどうするべきか?」という問題を考える必要があります。いわゆる「2025年問題」です。
  • b:医療計画の一部として策定する。
    • 正しい。
  • c:構想区域は都道府県単位である。
    • 誤り。
    • 原則、二次医療圏単位である。
    • 二次医療圏は、2~5程度の市町村からなる。
    • 三重県のみ、構想区域と二次医療圏が不一致。
  • d:病床の必要量を病床の機能別に推計する。
    • 正しい。
    • ここで言う「病床の機能」とは以下の4つを指します。2022年医師国家試験(E-09)で直接問われた論点のため、念の為暗記しましょう。
      • 高度急性期
      • 急性期
      • 回復期
      • 慢性期
  • e:地域医療構想会議には医療保険者も参加する。
    • 正しい。
    • 医療保険者とは、患者さんが払う自己負担額(主に3割)の残り7割を病院などに送金する組織です。お財布を管理している人たちとイメージすると良いでしょう。
    • 医療とお金の問題は切っても切り離せません。よって、地域の医療を考える上では、お財布を管理している人たちの意見も重要です。

地域医療支援病院について正しいのはどれか。2つ選べ。

  • a:厚生労働大臣が承認する。
  • b:救急医療の提供能力を有する。
  • c:400床以上の病床が必要である。
  • d:かかりつけ医を支援する能力を有する。
  • e:三次医療圏ごとに1施設の設置が目標である。
医師国家試験 第114回 F-31 (2020/令和2)
Q
解答を見る
  • a:厚生労働大臣が承認する。
    • 誤り。
    • 都道府県知事である。
  • b:救急医療の提供能力を有する。
    • 正しい。
    • 紹介患者の治療も担う。
  • c:400床以上の病床が必要である。
    • 誤り。
    • 200床以上である。
  • d:かかりつけ医を支援する能力を有する。
    • 正しい。
  • e:三次医療圏ごとに1施設の設置が目標である。
    • 誤り。
    • 二次医療圏である。
Q
詳細解説

「特定機能病院」と「地域医療支援病院」の違いを理解しているかが試されています。

  • a:厚生労働大臣が承認する。
    • 誤り。
    • 「厚生労働大臣が承認する。 」のは、地域医療支援病院ではなく特定機能病院です。地域医療支援病院を承認するのは「都道府県知事」です。
  • b:救急医療の提供能力を有する。
    • 正しい。
    • 「救急車の受け入れ」と「紹介患者の治療」が主な役割です。皆さんの町でよく救急車が入っていく病院があれば、きっと地域医療支援病院です。一度住んでいる町の地域医療支援病院を調べてみるとイメージが掴みやすです。
  • c:400床以上の病床が必要である。
    • 誤り。
    • 「400床以上の病床が必要である。 」のは、地域医療支援病院ではなく「特定機能病院」です。地域医療支援病院の要件は200床以上です。
    • ちなみにこの200床については、病床の種類は問いません。つまり、一般病床・療養病床・精神病床・結核病床・感染症病床の合計が200床あればOKです。言い換えると、許可病床200床以上です。少しややこしいですが、診療報酬では「一般病床200床以上の地域医療支援病院」のような言い回しが登場します。「え?地域医療支援病院はそもそも200床あるのでは?」と思いがちですが、よくよく見ると「許可病床」ではなく「一般病床」です。この場合、「一般病床180床」+「療養病床20床」=「許可病床200床」のような地域医療支援病院は、対象外となります。
  • d:かかりつけ医を支援する能力を有する。
    • 正しい。
    • 「救急車の受け入れ」と「紹介患者の治療」が主な役割です。
    • 「かかりつけ医」は、街中のクリニックや小規模病院の外来担当の勤務医等を指します。そこでは対応できないような検査や手術、薬物治療などを地域医療支援病院が担当します。まさに、かかりつけ医の支援です。この時、「クリニック等→地域医療支援病院」への流れを「紹介」と言い、治療がひと段落して「地域医療支援病院→クリニック等」へ患者さんをお返しする流れを「逆紹介」と言います。なお、「紹介・逆紹介」はこの例に限らず、医療機関同士の患者さんの流れとして、一般的によく使われる言い回しです。
  • e:三次医療圏ごとに1施設の設置が目標である。
    • 誤り。
    • 「三次医療圏ごとに1施設の設置が目標である。」ではありません。「二次医療圏」であれば正解と言えます。
    • 令和4年9月時点で地域医療支援病院は685病院あり、二次医療圏は335あります。多くの二次医療圏には地域医療支援病院がありますが、例えば沖縄県の「宮古二次医療圏(宮古島市・多良間村)」には地域医療支援病院はありません。三次医療圏とは、基本的には都道府県そのもので、唯一北海道だけ広大すぎるため6つの三次医療圏に別れています。つまり「46+6=52」の三次医療圏があり、三次医療圏ごとに1つというのは規模が大きすぎる話になります。ドクターヘリの配備がちょうどそのくらいの規模になります。

都道府県による地域医療構想において検討すべき内容に含まれないのはどれか。

  • a:医療提供体制
  • b:保健所の配置
  • c:医療従事者の確保・養成
  • d:医療需要の将来推計
  • e:病床の機能分化推進
医師国家試験 第112回 F-27 (2018/平成30)
Q
解答を見る
  • a:医療提供体制
    • 誤り。(含まれる。)
  • b:保健所の配置
    • 正しい。(含まれない。)
  • c:医療従事者の確保・養成
    • 誤り。(含まれる。)
  • d:医療需要の将来推計
    • 誤り。(含まれる。)
  • e:病床の機能分化推進
    • 誤り。(含まれる。)

医療計画に含まれないのはどれか。

  • a:監察医の確保
  • b:救急医療の確保
  • c:基準病床数の設定
  • d:二次医療圏の設定
  • e:地域医療支援病院の整備
医師国家試験 第109回 B-18 (2015/平成27)
Q
解答を見る
  • a:監察医の確保
    • 正しい。(含まれない。)
  • b:救急医療の確保
    • 誤り。(含まれる。)
  • c:基準病床数の設定
    • 誤り。(含まれる。)
  • d:二次医療圏の設定
    • 誤り。(含まれる。)
  • e:地域医療支援病院の整備
    • 誤り。(含まれる。)
Q
解答を見る
  • a:監察医の確保
    • 正しい。(含まれない。)
    • 根拠法は死体解剖保存法です。
  • b:救急医療の確保
    • 誤り。(含まれる。)
    • 「救急医療の確保」は、まさに5疾病5事業の1つなので、医療計画の内容です。
  • c:基準病床数の設定
    • 誤り。(含まれる。)
    • 医療計画の記載事項の中心は「5疾病5事業・病床数」です。病床を1つでも増やすのであれば、その分だけ医師や看護師が必要となります。貴重なエッセンシャルワーカーを無駄にスタンバイさせるわけにはいかないため、病床の数はある程度の上限を設定して行政がコントロールする必要があります。そのため、人口規模などの数値データから入院ベッド数のMAX、すなわち基準病床数を設定することは、医療計画の重要な論点の1つです。
  • d:二次医療圏の設定
    • 誤り。(含まれる。)
    • 5疾病5事業を提供するため、ちょうど区切りのよい地域を決めることこそが「二次医療圏の設定 」です。広すぎても狭すぎてもダメです。ちなみに、都道府県は47(三次医療圏は52)、二次医療圏は335、市町村数は1,718あります。単純計算で各都道府県に7つの二次医療圏があり(335÷47≒7)、5つの市町村で1つの二次医療圏を構成します(1,718÷335≒5)。暗記する必要はないですが、このような概数を抑えておくことは理解する上でも大切です。
  • e:地域医療支援病院の整備
    • 誤り。(含まれる。)
    • 地域医療支援病院は「救急車の主なの受け入れ先」と「大学病院ほどではないけど、紹介が必要な患者さんへの医療」がメインの役割です。できれば二次医療圏に1箇所はほしいので、医療計画でも記載されています。令和3年10月時点で633病院あり、二次医療圏は335あります。多くの二次医療圏には地域医療支援病院がありますが、例えば沖縄県の「宮古二次医療圏(宮古島市・多良間村)」には地域医療支援病院はありません。

最近5年間における精神障害者の医療の実態について正しいのはどれか。

  • a:精神病床の平均在院日数は約90日である。
  • b:精神病床数は人口千人当たり約1床である。
  • c:精神病床入院患者は65歳以上が約半数を占める。
  • d:精神病床入院患者は統合失調症より認知症が多い。
  • e:精神科外来患者は気分障害より統合失調症が多い。
医師国家試験 第109回 G-06 (2015/平成27)
Q
解答を見る
  • a:精神病床の平均在院日数は約90日である。
    • 誤り。
  • b:精神病床数は人口千人当たり約1床である。
    • 誤り。
  • c:精神病床入院患者は65歳以上が約半数を占める。
    • 正しい。
  • d:精神病床入院患者は統合失調症より認知症が多い。
    • 誤り。
  • e:精神科外来患者は気分障害より統合失調症が多い。
    • 誤り。

日本、アメリカ、ドイツ及びフランスの比較で、日本について正しいのはどれか。

  • a:高齢化率が最も低い。
  • b:平均在院日数が最も長い。
  • c:人口千人当たりの医師数が最も多い。
  • d:人口千人当たりの病床数が最も少ない。
  • e:国内総生産〈GDP〉に対する国民医療費の割合が最も高い。
医師国家試験 第109回 H-02 (2015/平成27)
Q
解答を見る
  • a:高齢化率が最も低い。
    • 誤り。
  • b:平均在院日数が最も長い。
    • 正しい。
  • c:人口千人当たりの医師数が最も多い。
    • 誤り。
  • d:人口千人当たりの病床数が最も少ない。
    • 誤り。
  • e:国内総生産〈GDP〉に対する国民医療費の割合が最も高い。
    • 誤り。

数が最も多いのはどれか。

  • a:結核病床
  • b:療養病床
  • c:ICUの病床
  • d:感染症病床
  • e:診療所の病床
医師国家試験 第106回 B-25 (2012/平成24)
Q
解答を見る
  • a:結核病床
    • 誤り。
  • b:療養病床
    • 正しい。
  • c:ICUの病床
    • 誤り。
  • d:感染症病床
    • 誤り。
  • e:診療所の病床
    • 誤り。

限られた医療資源を効率的に活用する方策はどれか。

  • a:専門医の養成
  • b:多職種間の連携
  • c:大病院への受診誘導
  • d:自己完結型
  • e:急性期病院の病床数の増加
医師国家試験 第104回 B-05 (2010/平成22)
Q
解答を見る
  • a:専門医の養成
    • 誤り。
  • b:多職種間の連携
    • 正しい。
  • c:大病院への受診誘導
    • 誤り。
  • d:自己完結型
    • 誤り。
  • e:急性期病院の病床数の増加
    • 誤り。

基準病床数について正しいのはどれか。

  • a:医師法で規定される。
  • b:入院患者の平均在院日数が短い医療圏ほど増加する。
  • c:大半の医療圏において実際の病床数を上回っている。
  • d:各医療圏における保険医数の上限を決める基準となる。
  • e:療養病床と一般病床とは二次医療圏ごとに算定される。
医師国家試験 第101回 B-04 (2007/平成19)
Q
解答を見る
  • a:医師法で規定される。
    • 誤り。
    • 医師法ではなく「医療法」です。
  • b:入院患者の平均在院日数が短い医療圏ほど増加する。
    • 誤り。
    • 短いではなく「長い」です。
  • c:大半の医療圏において実際の病床数を上回っている。
    • 誤り。
    • 上回っているではなく「下回っている」です。
  • d:各医療圏における保険医数の上限を決める基準となる。
    • 誤り。
    • 医師数ではなく病床数。
  • e:療養病床と一般病床とは二次医療圏ごとに算定される。
    • 正しい。
Q
詳しい解説
  • a:医師法で規定される。
    • 誤り。
    • 医師法ではなく「医療法」です。「病床」は病院そのもの運営に関わるため、医療法の守備範囲です。
  • b:入院患者の平均在院日数が短い医療圏ほど増加する。
    • 誤り。
    • 短いではなく「長い」です。患者さんの退院が遅れるほど、新たな患者さんを受け入れられなくなるので、その分多くの病床が必要となります。
  • c:大半の医療圏において実際の病床数を上回っている。
    • 誤り。
    • 上回っているではなく「下回っている」です。個人クリニックの新規開業はよく見かけますが、大きな病院の新規建設や増築は滅多に見ないと思います。「実際の病床数(既存病床数)>基準病床数」が成り立っているためです。
  • d:各医療圏における保険医数の上限を決める基準となる。
    • 誤り。
    • 保険医数ではなく「病床数」であれば、「×」とは言えない選択肢でした。(「医療圏」の捉え方が曖昧なため。)そもそも、ドクターの人数を制限するルールはありません。医学部の定員は決まっていますが、卒業後は都会の病院へ就職するドクターも多いです。医師の地域偏在問題の1つの要素とはなりますが、「保険医数の制限」は現実的ではありません。きっとドクターの方々も嫌がるでしょう。
  • e:療養病床と一般病床とは二次医療圏ごとに算定される。
    • 正しい。
    • 医療法で定められている病床は①一般②療養③精神④結核⑤感染症の5種類でした。この中で、一般病床と療養病床のウエイトが圧倒的なので、二次医療圏(市町村5つ分ほどの範囲)ごとに算定(計算する)します。残りの精神病床、結核病床、感染症病床も確かに重要な病床ですが、数は多くないので都道府県単位で考えても十分というわけです。

常時介護が必要で在宅生活が困難な要介護者を収容する施設はどれか。

  • a:特定機能病院
  • b:介護老人福祉施設
  • c:介護老人保健施設
  • d:介護療養型医療施設
  • e:医療保険適用の療養型病床群
医師国家試験 第99回 D-07 (2005/平成17)
Q
解答を見る
  • a:特定機能病院
    • 誤り。
  • b:介護老人福祉施設
    • 正しい。
  • c:介護老人保健施設
    • 誤り。
  • d:介護療養型医療施設
    • 誤り。
  • e:医療保険適用の療養型病床群
    • 誤り。

医療法に基づく医療計画で定められている事項として誤っているのはどれか。

  • a:1次医療圏の設定
  • b:2次医療圏の設定
  • c:基準〈必要〉病床数の設定
  • d:医療提供施設の整備の目標
  • e:救急医療の確保
医師国家試験 第98回 G-05 (2004/平成16)
Q
解答を見る
  • a:1次医療圏の設定
    • 誤り。
  • b:2次医療圏の設定
    • 正しい。
  • c:基準〈必要〉病床数の設定
    • 正しい。
  • d:医療提供施設の整備の目標
    • 正しい。
  • e:救急医療の確保
    • 正しい。
Q
詳しい解説
  • a:1次医療圏の設定
    • 誤り。
    • 前提として、「医療圏」と言われたら基本的には「二次医療圏」を指します。一次医療圏は市区町村とほぼ同義で、エリアが狭いのでほとんど使うシーンがありません。逆に三次医療圏は都道府県そのものを指し、北海道だけ例外で6つに分かれています。つまりエリアが広すぎて、これも使うシーンがほとんどありません。ちょうど区切りが良いのが二次医療圏であり、裏を返すと「どのように区切りのいいエリア設定をするか」が医療計画の大切な論点となります。よって「1次医療圏の設定」はバツです。
  • b:2次医療圏の設定
    • 正しい。
    • 5疾病5事業を提供するため、ちょうど区切りの良い地域を決めることこそが「二次医療圏の設定 」です。広すぎても狭すぎてもダメです。ちなみに、都道府県は47(三次医療圏は52)、二次医療圏は335、市町村数は1,718あります。単純計算で各都道府県に7つの二次医療圏があり(335÷47≒7)、5つの市町村で1つの二次医療圏を構成します(1,718÷335≒5)。暗記する必要はないですが、このような概数を抑えておくことは理解する上でも大切です。
  • c:基準〈必要〉病床数の設定
    • 正しい。
    • 医療計画の記載事項の中心は「5疾病5事業・病床数」です。病床を1つでも増やすのであれば、その分だけ医師や看護師が必要となります。貴重なエッセンシャルワーカーを無駄にスタンバイさせるわけにはいかないため、病床の数はある程度の上限を設定して行政がコントロールする必要があります。そのため、人口規模などの数値データから入院ベッド数のMAX、すなわち基準病床数を設定することは、医療計画の重要な論点の1つです。
  • d:医療提供施設の整備の目標
    • 正しい。
    • まず、医療提供施設とは、医療法第1条の2で「病院、診療所、介護老人保健施設、介護医療院、調剤を実施する薬局その他の医療を提供する施設」とされています。医療計画での意味合いとしては、5事業(周産期・小児・救急・災害・へき地)を担う医療機関の目標数値を指します。例えば大阪府の第7次医療計画の9ページを見ると、「大阪DMATを3チーム以上保有する災害拠点病院数」を目標19病院とし、平成24(2012)年度11病院だったところ、平成28年(2016)年度には18病院まで改善したことが記載されています。ちなみに、大阪府には「へき地」がないため、あえて「5疾病4事業」と記載されています。各都道府県ごとに必要な医療体制や、それに伴う施設・人材が違うという分かりやすい例です。
  • e:救急医療の確保
    • 正しい。
    • 5疾病とは「がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患」で、5事業とは「周産期医療、小児医療、救急医療、災害医療、へき地医療」です。ここに「在宅医療」を加えるのが一般的です。5事業の1つである「救急医療」は、医療計画で定めるものの代表例と言えます。

我が国の病院・診療所の現況で正しいのはどれか。

(2003年の問題ですが、2023年現在の現況としてお答えください。)

  • a:一般病床数の地域差は小さい。
  • b:有床診療所は増加傾向にある。
  • c:全病院病床数は減少傾向にある。
  • d:100床以上の病院は全病院数の3分の1以下である。
  • e:病院の開設者別では公的医療機関が最も多い。
医師国家試験 第97回 G-04 (2003/平成15)
Q
解答を見る
  • a:一般病床数の地域差は小さい。
    • 誤り。
  • b:有床診療所は増加傾向にある。
    • 誤り。
  • c:全病院病床数は減少傾向にある。
    • 正しい。
  • d:100床以上の病院は全病院数の3分の1以下である。
    • 誤り。
  • e:病院の開設者別では公的医療機関が最も多い。
    • 誤り。

看護師国家試験

医療法に基づく記述で正しいのはどれか。

  • 1:病床の区分は療養病床と一般病床の2種類である。
  • 2:地域医療支援病院は厚生労働大臣の承認が必要である。
  • 3:無床診療所の開設には厚生労働大臣への届出が必要である。
  • 4:有床診療所は19人以下の患者を入院させる施設を有するものである。
看護師国家試験 第111回 PM-033 (2022/令和4)
Q
解答を見る
  • 1:病床の区分は療養病床と一般病床の2種類である。
    • 誤り。
    • 2種類ではなく5種類です。(一般病床、療養病床、精神病床、結核病床、感染症病床)
  • 2:地域医療支援病院は厚生労働大臣の承認が必要である。
    • 誤り。
    • 地域医療支援病院の承認は「都道区県知事」です。
    • 特定機能病院の承認は「厚生労働大臣」です。
  • 3:無床診療所の開設には厚生労働大臣への届出が必要である。
    • 誤り。
    • 正しくは「都道府県知事」です。医療計画を都道府県が定めるように、医療分野は基本的に都道府県がメインのリーダーです。厚生労働大臣が登場するのは、都道府県に数カ所あるかないかの特定機能病院(大学病院+α)クラスの場合だけと押さえましょう!
  • 4:有床診療所は19人以下の患者を入院させる施設を有するものである。
    • 正しい。
    • 0人の場合は無床診療所、逆に20人以上は病院です。

【改題】令和3年(2021年)の病院報告による一般病床の平均在院日数はどれか。

  1. 6.1日
  2. 16.1日
  3. 26.1日
  4. 36.1日
看護師国家試験 第107回 AM-002 (2018/平成30)
Q
解答を見る
  1. 6.1日
    • 誤り。
  2. 16.1日
    • 正しい。
  3. 26.1日
    • 誤り。
  4. 36.1日
    • 誤り。

一般病床の看護職員の配置基準は,入院患者【 】人に対して看護師及び准看護師1人と法令で定められている.【 】に入るのはどれか.

  • 2
  • 3
  • 4
  • 6
看護師国家試験 第107回 AM-009 (2018/平成30)
Q
解答を見る
  • 2
    • 誤り。
  • 3
    • 正しい。
  • 4
    • 誤り。
  • 6
    • 誤り。

【改題】(2022年4月時点の医療法について回答してください。)

医療法で病床種別と入院患者数に対する看護職員の人員配置基準との組合せで正しいのはどれか。

  1. 療養病床 ー 患者7人に1人以上
  2. 結核病床 ー 患者5人に1人以上
  3. 一般病床 ー 患者3人に1人以上
  4. 特定機能病院 ー 患者2.5人に1人以上

【改題の理由】法律改正によって、正解と不正解の入れ替わりが生じため。

看護師国家試験 第94回 AM-038(改題)
Q
解答を見る
  1. 療養病床 ー 患者7人に1人以上
    • 誤り。
    • 医療療養病床:患者4人に1人以上
    • 介護療養病床:患者6人に1人以上
  2. 結核病床 ー 患者5人に1人以上
    • 誤り。
    • 患者4人に1人以上
  3. 一般病床 ー 患者3人に1人以上
    • 正しい。
  4. 特定機能病院 ー 患者2.5人に1人以上
    • 誤り。
    • 患者2人に1人以上

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りゅう
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