言語聴覚士
【概要】言語聴覚士とは?わかりやすく解説
【ひと言で簡単に説明】
言語聴覚士とは、何ですか?
言語聴覚士とは、簡単に言うと「話したりもぐもぐゴックンするリハビリ担当の国家資格」です。
【重要ポイント3選】
【確認問題】
医療、介護および福祉の分野で連携する職種の専門性や主たる役割について最も適切なのはどれか。
医師国家試験 第111回 B-02 (2017/平成29)
- a:介護支援専門員は要介護度を判定する。
- b:管理栄養士は高齢者施設で調理を担当する。
- c:作業療法士は基本的動作能力の回復を図る。
- d:言語聴覚士は摂食・嚥下の機能回復を図る。
- e:民生委員は生活保護の受給資格を判定する。
- 解答を見る
-
- a:介護支援専門員は要介護度を判定する。
- 誤り。
- b:管理栄養士は高齢者施設で調理を担当する。
- 誤り。
- c:作業療法士は基本的動作能力の回復を図る。
- 誤り。
- d:言語聴覚士は摂食・嚥下の機能回復を図る。
- 正しい。
- e:民生委員は生活保護の受給資格を判定する。
- 誤り。
- a:介護支援専門員は要介護度を判定する。
【具体例】イメージを掴む
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【解説】詳しい説明でしっかり理解
言語聴覚士とは、言葉を使ったコミュニケーションや食事に問題がある人に対してリハビリテーションを行う医療従事者です。言語聴覚士法で定義される国家資格で、免許を持っていないと名乗ることができません(名称独占)。言語聴覚士は英語でSpeech Therapistであり、STさんと呼ばれることが多いです。理学療法士、作業療法士と合わせた、3つのリハビリテーション職の1つです。
言語や聴覚と言うと、言葉に関する業務を行うというイメージを持ちやすいと思います。しかし、言語聴覚士は食事に関するリハビリも行なっています。食事訓練は、発話訓練と同じくらいメインのリハビリで、聴覚訓練よりも多く行われています。
言語聴覚士が対象とするのは、脳卒中などによる言語障害・摂食障害、小児の言葉の発達の遅れ、聴覚障害、認知機能障害などです。聴覚障害に対しては、補聴器や人工内耳のフィッティングも行なっています。
言語聴覚士の約65%が医療機関で働いています。約20%の人は、特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)に勤務しています。
【データ】数値で現状を確認
国家試験合格者累計:38200人(2022年まで)
日本言語聴覚士会員数:19789人(2021年現在)
#勤務先はhttps://www.japanslht.or.jp/about/trend.htmlにそのままグラフあります
【定義を確認】
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この法律で「言語聴覚士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、言語聴覚士の名称を用いて、音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行うことを業とする者をいう。
言語聴覚士法第2条
【Q&A】言語聴覚士に関するよくある疑問・質問まとめ【FAQ】
- 理学療法士と作業療法士と異なり、言語聴覚士だけ法律が別なのはなぜですか?
-
言語聴覚士は他の2つと比べて非常に新しい職種です。理学療法士と作業療法士に関する法律は1965年に施行され、1966年に最初の国家試験が実施されています。一方、言語聴覚士は1997年に法律が制定され、1999年に初めての国家試験が実施されました。このように、2つの職種に大きく遅れる形だったため、法律が異なっています。また、30年近い遅れがあるために、有資格者数も2職種と比べてかなり少なくなっています。
【関連キーワード】
・理学療法士
・作業療法士
・リハビリテーション
【参考サイト】
【ドラマ・漫画】
【国試対策】国家試験の過去問解説
国家試験の過去問で重要ポイントを確認しましょう!試験対策にもお役立てください!
医師国家試験
国家資格でないのはどれか。
医師国家試験 第114回 C-07 (2020/令和2)
- a:介護福祉士
- b:言語聴覚士
- c:理学療法士
- d:臨床工学技士
- e:医療ソーシャルワーカー
- 解答を見る
-
- a:介護福祉士
- 国家資格である。
- b:言語聴覚士
- 国家資格である。
- c:理学療法士
- 国家資格である。
- d:臨床工学技士
- 国家資格である。
- e:医療ソーシャルワーカー
- 国家資格ではない。
- a:介護福祉士
医療、介護および福祉の分野で連携する職種の専門性や主たる役割について最も適切なのはどれか。
医師国家試験 第111回 B-02 (2017/平成29)
- a:介護支援専門員は要介護度を判定する。
- b:管理栄養士は高齢者施設で調理を担当する。
- c:作業療法士は基本的動作能力の回復を図る。
- d:言語聴覚士は摂食・嚥下の機能回復を図る。
- e:民生委員は生活保護の受給資格を判定する。
- 解答を見る
-
- a:介護支援専門員は要介護度を判定する。
- 誤り。
- b:管理栄養士は高齢者施設で調理を担当する。
- 誤り。
- c:作業療法士は基本的動作能力の回復を図る。
- 誤り。
- d:言語聴覚士は摂食・嚥下の機能回復を図る。
- 正しい。
- e:民生委員は生活保護の受給資格を判定する。
- 誤り。
- a:介護支援専門員は要介護度を判定する。
在宅人工呼吸器管理中の筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉患者の在宅支援チームによる活動のなかで、医師の指示が必要なのはどれか。
医師国家試験 第108回 G-20 (2014/平成26)
- a:看護師による清拭
- b:歯科医師による口腔内処置
- c:言語聴覚士による嚥下訓練
- d:介護福祉士による体位変換
- e:介護支援専門員によるケアプラン作成
- 解答を見る
-
- a:看護師による清拭
- 誤り。
- b:歯科医師による口腔内処置
- 誤り。
- c:言語聴覚士による嚥下訓練
- 正しい。
- d:介護福祉士による体位変換
- 誤り。
- e:介護支援専門員によるケアプラン作成
- 誤り。
- a:看護師による清拭
医師からの指示と担当する職種の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
医師国家試験 第102回 G-36 (2008/平成20)
- a:発声訓練 — 言語聴覚士
- b:利き手交換 — 作業療法士
- c:義足歩行訓練 — 義肢装具士
- d:食事用自助具の作製 — 介護福祉士
- e:身体障害者診断書の作成 — 理学療法士
- 解答を見る
-
- a:発声訓練 — 言語聴覚士
- 正しい。
- b:利き手交換 — 作業療法士
- 正しい。
- c:義足歩行訓練 — 義肢装具士
- 誤り。
- 理学療法士である。
- d:食事用自助具の作製 — 介護福祉士
- 誤り。
- 主にメーカーが作成する。
- e:身体障害者診断書の作成 — 理学療法士
- 誤り。
- 医師である。
- a:発声訓練 — 言語聴覚士
看護師国家試験
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